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トンボと塗り足しとは?|印刷で必要な理由をわかりやすく解説

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「印刷会社から“塗り足しを付けてください”と言われた」
「トンボって何?消していいの?」
「仕上がりサイズで作ったのに、なぜダメなの?」

DTPや印刷用データを作り始めたばかりの人が、最初につまずきやすいのが トンボ塗り足し です。

どちらも印刷用データではとても重要なものですが、初めて見ると少し分かりにくいですよね。

この記事では、トンボと塗り足しの意味、必要な理由、よくある失敗例を初心者向けにわかりやすく解説します。

目次

トンボと塗り足しの違い【結論】

まず結論からいうと、トンボと塗り足しの役割は次のように違います。

用語役割
トンボ断裁位置を示す目印、印刷時に各色の印刷位置を合わせるための役目もある
塗り足し印刷端に白フチが出ることを防ぐために、背景を仕上がり線の外側まで伸ばす部分

トンボは「どこで切るか」を示す目印。
塗り足しは「仕上げ時の断裁で、少しズレて切れても白いフチが出ないようにするための部分」です。


トンボとは?

トンボとは、印刷物を断裁するときの目印です。
チラシや名刺、ポスターなどは、印刷したあとに仕上がりサイズへ裁断します。

そのときに、「ここで切ってください」
と分かるように付ける線がトンボです。

また、トンボには断裁位置を示すだけでなく、印刷時に各色の位置を合わせるための目印としての役割もあります。

カラー印刷では、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)のインクを重ねて色を表現します。
このとき、各色の位置が少しでもズレると、文字や写真の輪郭がにじんだように見えることがあります。

そのため、印刷時にはトンボを基準にして、各色の位置が正しく合っているかを確認します。
この色の位置合わせのことを 見当合わせ といいます。


なぜ「トンボ」と呼ぶの?

トンボの形が、昆虫のトンボに似ていることからそう呼ばれています。

正式には トリムマーク と呼ばれることもあります。

トンボは印刷されるの?

トンボは印刷時には用紙上に印刷されます。
ただし、最終的には断裁で切り落とされる部分にあるため、完成品には基本的に残りません。


ペンギン

じゃあ、完成したチラシにトンボが残るわけではないんですね?

しろがね

基本的には残りません。断裁するための目印なので、完成品の外側にあるものです


塗り足しとは?

塗り足しとは、背景や写真、色ベタなどを 仕上がりサイズより外側まで伸ばしておく部分 のことです。

一般的には、仕上がり線の外側に 3mm ほど塗り足しを付けます。

たとえばA4サイズのチラシを作る場合、仕上がりサイズは210mm×297mmですが、背景はその外側まで少し広げて作ります。


なぜ塗り足しが必要なの?

印刷物は、印刷したあとに断裁して仕上げます。

この断裁はかなり正確に行われますが、完全に1mmもズレずに切れるわけではありません。

ほんの少しズレることがあります。

もし背景や写真が仕上がり線ピッタリで止まっていると、断裁が少しズレただけで、端に白い部分が出てしまいます。

これがいわゆる 白フチ です。


塗り足しがない場合

塗り足しがないデータでは、背景が仕上がり線までしかありません。

そのため、断裁位置が少し外れると、紙の白い部分が見えてしまうことがあります。

特に、

  • 背景色が全面にあるデザイン
  • 写真を端まで配置したデザイン
  • 色ベタのチラシ

などでは白フチが目立ちやすくなります。


塗り足しがある場合

塗り足しがあるデータでは、背景や写真が仕上がり線の外側まで伸びています。

そのため、断裁位置が少しズレても、端まで色や写真が残ります。

結果として、白フチが出にくくなります。


ペンギン

仕上がりサイズぴったりに作れば、きれいに切れるんじゃないんですか?

しろがね

そう思いやすいんですが、印刷物は最後にまとめて断裁するので、わずかにズレることがあります。
そのとき背景が外側まで伸びていないと、端に白い部分が出てしまうんです。

ペンギン

だから、あらかじめ外側まで色を伸ばしておくんですね。

しろがね

そうです。塗り足しは“ズレてもきれいに見せるための保険”ですね。


塗り足しは何mm必要?

一般的には 3mm が多いです。

ただし、印刷会社や印刷物の種類によって指定が異なる場合があります。

たとえば、

  • チラシ
  • 名刺
  • ポスター
  • 冊子
  • パッケージ

などで、必要な塗り足し幅が変わることもあります。

入稿前には、利用する印刷会社の入稿ガイドを確認するのがおすすめです。


よくある質問

塗り足しは必ず必要ですか?

背景や写真、色ベタを紙の端まで印刷したい場合は必要です。

白フチを防ぐため、仕上がり線の外側まで背景を伸ばしておきます。


塗り足しは何mm必要ですか?

一般的には3mmです。

ただし、印刷会社や印刷物の種類によって異なる場合があります。


トンボは完成品に残りますか?

基本的には残りません。

トンボは断裁位置の目印なので、完成時には切り落とされます。


Web用画像にも塗り足しは必要ですか?

基本的には不要です。

塗り足しは印刷時の断裁ズレを防ぐためのものなので、Web画像では必要ありません。


まとめ

トンボと塗り足しは、印刷用データを作るうえでとても重要です。

トンボは、断裁位置を示す目印。
塗り足しは、白フチを防ぐために背景を外側まで伸ばす部分です。

印刷物を作るときは、

  • 背景は仕上がり線の外側まで伸ばす
  • トンボと塗り足しを正しく設定する
  • 入稿前に印刷会社の指定を確認する

この3つを意識すると、印刷トラブルを防ぎやすくなります。


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